2008年09月22日

『市場と相場の違い』

今さら聞けない豆知識

市場と相場の違い

Q 「“市場”も“相場”も英語に訳すと同じ“マーケット(market)”、となるけれど、では何か違いがあるの?」

 本来、“市場”の意味は、“物を売買する場所のこと”、を指します。それに対し、“相場”は、その“市場における物の価格それ自体”、を意味します。


Q
 「じゃあ、よく投資でよく言う“マーケット”とは“市場”のこと?」

確かに言葉の定義では、投資の世界でよく使われる“マーケット”とは“市場”を示し、マーケットにおける価格“レート”が“相場”となるわけです。でもそれだけではないんです。


Q
 「えっ、どういう意味?」

 FXなど投資の世界では、“マーケット”の全体像をとらえる考え方や、トレードにおける利益に裏付けされた経験則や哲学を、“市場観”とは言わず、“相場観”と言ったり、そうしたトレードする人のことを、“市場師”と言わず、“相場師”と言います。つまり一般的な意味の定義とは別に、“市場”がその“マーケットである場所自体”を表すのに対し、“相場”は“マーケット=市場”で起こる、『考え方、感情、欲望、実際の値動き』、といったモノ全てを含んだ、より大きな意味”として使わるということです。


Q
 「なるほど。確かに“市場師”でなく“相場師”じゃないとしっくりこないね。」

 そうですね。投資である程度経験を積めば、自然とこの“市場”と“相場”のニュアンスの違いがわかってくるはずです。単なる言葉の違いですが、そこから観えるものもあるんです。


Q
 「どんなこと?」

 それは、“市場観測”、ならある意味多少の知識があれば、誰でも可能ですが、“相場観”は誰もがもっていないと言えるかもしれません。他人の資金での運用や、利益を上げれずに単に取引しているだけでも、“市場に参加している”、と言えるかもしれませんが、“相場で生き抜く”、というには、“マーケット”で自分の資金をさらし、かつそこから利益をあげている、そうした裏打ちが必要でしょう。そうした経験から得られた知識を“相場観”と言えるのではないでしょうか。


Q
 「要するに“市場”にない言葉の重みが、“相場”にあるってことだよね!」

 そうですね。“市場”よりも“相場”をとらえるには、より大きな視点が必要だと言えます。そうした意味でも、当サイトでは、優先的にこの“相場”という言い方を使っています。

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